フルフラットかつスタッガード配列でプライバシーと通路アクセスを確保した、ANA国際線ビジネスクラス・スタッガードシート。たまに”小さい狭い”という声もききますが、当方小柄なことあり必要十分以上、好きなシートです。
なのですが、機能的であるがゆえ少しヘンテコな形であることも事実。とくに初めて利用される方は戸惑うことも多いかと思います。一般的な”アメニティはこれ”とか”シートの使い方”とかは諸先輩の情報参考にして頂くとして、実際何度も利用してみての”コツ”と”注意点”をまとめてみます。
まず、大前提として、どんな形でどんなアメニティがあるか?本件ANAのサイトでご確認ください。
参考
BUSINESS CLASS アメニティANAビジネスクラス
荷物は2つに分けておくのがスマート
スタッガードシートの場合、頭上の荷物入れは必然的に独り占めです。プラス、シートのモニタ下にもたっぷり収納があります(便とシート位置にも依りますが)。
モニタ下収納は32Lサイズのキャリーバッグがスッポリはいるくらいですが、シートを倒すと取り出しずらい(フラットにした場合にはまったく使えない)、かつ、離陸時に飛び出します。ですので軽い小さい手荷物のみの場合にはモニタ下でもいいですが、キャリーバッグ持ち込みの場合、キャリーバッグは頭上のコンパートメントに、手回り品のみ小分けしてモニタ下に、と分けるのが使い勝手がいいです。
そもそもサラリーマンであればパソコンやタブレットを持参していることがほとんどだと思います。それらは保安検査で取り出す必要ありますので、キャリーバッグとは別にビジネスバッグやバックパックを持っていると思います。といいますか、持っていきましょう。いや、もっていくべきです。初めて海外出張のサラリーマンの方、荷物2つに分けておくのは必須です(出張のコツは別途まとめます)。
ジャケットはCAさんに預ける。チケットはジャケットのポケットがスマート
自分の席を見つけて、荷物を収納していると、ほどなくCAさんがご挨拶にやっています。出張サラリーマンであればジャケットを持参していると思いますが、CAさんがご挨拶の時にジャケット預かってくれます。その時「搭乗券もお預かりしてよろしいですか?」と言われます。どの乗客から預かったジャケットか間違えないためですね。搭乗ゲートで搭乗券見せたあと、パスポートケース仕舞ったりしてるとまた取り出す手間がかかるので、ジャケットのポケットに最初からいれておくとスマートです。
ちなみに、乗り込むタイミングでCAさんご挨拶が早いとき遅いときありますが、タイミングだけですので必ず来てくれますので遅くとも焦らず待ちましょう。搭乗時間はたいていドタバタしてますから、ガツガツ”早く俺様の~!”的な振る舞いはみっともないのでやめましょう。
たかだかビジネスクラス=お金出せば手に入る程度のもの、です。本当の価値はお金で買えません。たまーにクッソ偉そうな言葉使いで文句言ってる乗客いますが、死ぬほどカッコ悪いです。スマートにいきましょう。
アメニティのビニールを全部取る
どうせ使うので、最初に全部取ってまとめてしましましょう。タイミングあえば、CAさんご挨拶のときにジャケット預けてゴミも一緒にもっていってもらえればベストです(写真右上のくしゃくしゃがソレ)。
ベッドパットは頭上にしまう
離陸前に使ってるとCAさんに叱られますので、先のとおり自分専用になっている頭上の荷物入れに放り込んでおきましょう。離陸後、シートベルトサインが消えたら取り出します。私は寝るときしか使わないので、食事が終わり歯磨きして”さあ、寝よう”というときに取り出してベッドメイク。起床して食事前にはまた頭上にしまってしまいます。
さっさと靴脱いでスリッパに履き替え
まあ人それぞれではありますが、私の場合、せっかくビジネスクラス使って、かつスタッガードでプライベート空間使えるのであれば、少しでも早くリラックスしたいタイプ。優先搭乗して時間もあることだし、(お行儀的にどうかという気もしますが)私は離陸前に、下手するとCAさんご挨拶前にでも、靴下もぬいでスリッパに履き替えます。脱いだ靴下とスリッパが入っていた袋と靴ベラは、ぞれぞれ脱いだ靴にきれいにしまっておくとスマートです。
素足ご容赦! この下の段がモニタ下収納ですが、この時もこの鞄は離陸時に滑りだしてきました。
脱いだ靴はシート前にはおかない。シート横かモニタ下、もしくは高額な靴なら頭上にしまう
なにを言っているのか?というと、スタッガードシートの場合シートをリクライニング~フラットまで移動させると、シートが前方移動して隙間がなくなります。ということは、靴をシート正面に置いて忘れてリクライニングさせると、靴をつぶしてしまうことがあります。私、何度かやってしまいました。サラリーマンの場合、革靴のことが多いと思いますし、高い靴で傷とかつこうものなら悲惨なので、ちょっとしたことですがお気を付けください。
モニター下の鞄は離陸時滑り出るので足で押さえておく
靴とか、軽い荷物は大丈夫ですが、キャリーバッグやビジネスバッククラスだとほぼほぼ滑りでます。先のとおり、頭上にしまうか足で押さえておくようにしましょう。
着陸時、モノが前方に吹き飛ぶ(特にペットボトル水に注意)
実はこれが今回一番伝えたかったこと。今回のフライトでも着陸時にペットボトルが2本、時間差で前方に通路をすっとんでいきました(苦笑)。結構な頻度でこの水ペットボトルミサイルを見ます。一度経験すれば気を付けると思うのですが、まあ初めてだとわかりませんよね。
これが基本のポジションです。このボトル置く輪っかがないタイプの場合には、このサイドテーブルにはなにも置いてはいけません。全部吹っ飛ぶと思ってください。携帯などもってのほかで、機内アナウンスもありますが、シートの下に潜り込んだりしたら悲惨です。繰り返しますが、なんども吹き飛び現場みていますので、本当にご注意ください。
カーディガンお勧め。泥棒はやめよう。
アメニティキット、スリッパ、常識の範囲でのアメニティグッズは持ち帰り大丈夫ですが、寝具やパジャマ、カーディガンとか、常識をこえたアメニティグッズの持ち帰りとかはやめましょう。あたりまえですが。
お勧めはカーディガンです。時間に余裕あればラウンジでシャワー浴びてTシャツなりリラックスウェアに着替え、ジャケットはCAさんに預けるので機内までは羽織っていって、ジャケット預けるときにカーディガンお願いして着替える、がベストです。パジャマは機内で着替えるのが面倒なので私は頼んだことありません。ファーストクラスは着替える前提のトイレですが、ビジネスクラスは通常のトイレ、かつ、そこそこ混雑します。離陸前はドタバタしてますし、着陸前にはトイレ渋滞することもあるので。あまりスマートな感じしません。ファーストクラスのお楽しみにとっておきましょう。
アメニティキットは、色違いがあるかも。
時期によってキットが変わりますが、ケースに複数種類があるときあります。CAさんに頼めば(在庫あれば)指定できますので、好みのものあれば行きと帰りで分けてもらうと楽しいです!
これはロクシタンのとき。中身色で分けて使えるので今でも小物入れで重宝してます。
これはJALのものですが、TUMIの色違い。かっこいい。ゴルフ小物やスマホ関連で便利に使ってます。ANAも頑張ってほしいです。
以上、ANA国際線ビジネスクラス・スタッガードシート利用のコツでした。
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